【カラーセラピーとは何か?】
カラーセラピーは「心」を色に映し出してみることのできる「色彩療法」です。
セッションの中でセラピストが選んだ色の意味をお伝えしつつ、質問をなげかけていきます。お伝えする色の意味は色彩心理学に基づいています。
クライアントは話をしていくことにより、自分の中からの答えを見つけていきます。ですので、セッション中は自分が話をする時間が8割以上。セラピストはお話しにあわせて質問をし、お話しをまとめていきます。
占いは、占い師が話している時間が長いけれど、セラピーは逆です。その点では、どちらかといえばカウンセリングに近いと言えるでしょう。
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TCカラーセラピーでは14色の中から、気になる色を直感で選びます。
選ぶ色はあなた自身を映し出しています。そこで、それぞれの色の意味を詳しく見ていくことにより、あなた自身の潜在意識の中にあるものを紐解くことができます。
【カラーセラピーの効果とは?】
① 潜在意識にアプローチできる
なぜ、色を選ぶことで潜在意識にアプローチできるのでしょうか?
まず、潜在意識と顕在意識について。
潜在意識とは自覚されることなく、行動や考え方に影響を与える意識、心の奥深い層にひそんだ意識のこと。感情・イメージ・直観などの<感じていること>、「なんとなく…」という事柄がこちらにあてはまります。
対して
顕在意識とは「潜在意識」に対して、心中に明瞭に自覚されている意識などを指す表現。顕在的な意識のことです。思考・理論・分析など、<頭で考えていること>がこちらに当てはまります。
比率で言うと、人の意識の中で、顕在意識は10%未満、対して潜在意識は90%以上と言われていますので、「潜在意識」がいかに私達の行動に関係してくるかは一目瞭然です。
この顕在意識と潜在意識の関係は、よく氷山の絵に例えられます。(どこかで目にしたことがあるのではないでしょうか?)
図に表すとこうなります。
そこでカラーセラピーです。
ある具体的な事柄に対して色という抽象化されたものを選ぶということはイメージで選ぶことです。
イメージとは、「なんとなく…」の領域。つまり、顕在意識ではなく潜在意識の領域にあるものです。
つまり、直感で色を選ぶ=イメージを選ぶ=潜在意識の領域にあるものを選ぶということです。これがカラーセラピーの醍醐味であり、一つめの大きな効果といえます。
② 自分で答えを見つけられる
一つの色にも様々な意味があります。
例えば、レッド。
仕事や行動、運動という意味もあれば、生命、本能、サバイバルという意味もあります。安定、安心という意味もあれば、戦い、攻撃、恐怖という意味もあります。
それらの何を指しているのか、不足しているのか、あるいは過剰なのか…。それは一人ひとりの潜在意識の中にあります。
だから、自分で色を選び、その色の意味から思いつくことを話すことが、潜在意識を紐解いていくことになるのです。
紐解くなかで、自分の心の中にある感情や感覚に気づき、問題を解く鍵や方向性を自分で発見していくことができるのです。
しかも、その色を自分で選んでいるのですから、誰かの押しつけでは絶対ない、自分オリジナルの答えが見つけられるのです。
そして。
自分オリジナルの答えを見つけたときのスッキリ感は、これで間違いないという確信を与えてくれます。
それを重ねていくと、答えは自分が持っているということがわかります。揺るがない自分への信頼、すなわち自信を確立していくことができます。