こちら側から逆に見えるものは
反対側からは真っ直ぐに見える。
自分の立つ位置を変えれば天地がひっくり返る。
見える世界は変わる。
どうにもこうにも「歯が立たない」ことにぶち当たったら、それは自分の「公式」を棄てるとき。
問題に向き合うとき、多くの人は抵抗する。「あの人が悪い」「何かが悪い」と他のもののせいにして、他者を変えようとする。
その段階を通りすぎ、パターン化して繰り返し問題が起きていると気付いたとき、はじめて自分に向き合うことになる。
けれど、自分の中のものを「棄てる」ことを「失ってしまう」と感じるので、そこでまた抵抗が起こる。
でも、「棄てる」ことは怖くない。なぜなら、棄てるのは観念、エゴ、あるいは恐れや不安など全て自分の中にある要らないもの。
それらを棄てたとき、どんな事態、状況、そして自分さえも「受け容れる」に到達する。そこに至ると、スッキリとした感覚になる。軽くなる。
「受け容れる」から抗わない。よって、悩みは消える。
生きていると、さまざまな問題がおこる。表面上は全く別の問題であっても、実は同じ【問題】に根差している。
向き合うべきは自分。捨てるべき<何か>が自分の中にある。
「常識的に考えたら~」「普通は~する」など、何気なく使っている言葉に観念が現れる。
けれど。
その「常識」は、その「普通」は、誰が決めたの?誰の「普通」なの?
つきつめて遡れば、大概は自分の【経験則】。